2009年12月20日日曜日

人が生きるって何



最近、本を読む時間あり、

院長から貸して頂いた『楢山節考』を読みました。

この著者は山梨出身である。

姥捨て山の話で、自分の母親を山に置いて帰るという話。

読み手の思いはいろいろだと思いますが、私の場合。

人間とは、そういうものである。ということを、この物語を通して具体化されたように思います。



また、発展途上国の国境で、臓器売買や売春が行われている本を

友人から紹介して頂きました。『闇の子供たち』





貧困とは、そもそも何だろうか。

いつから 貧困と自覚するようになったのだろうか。

誰が、貧困を悪と 言うようになったのだろうか。

貧困は、解決されるべき という姿勢でアプローチしていいのか。



『楢山節考』と『闇の子供たち』を読みながら

貧困について 考える。




牧丘 オーハラ

2009年12月18日金曜日

7人の戦士にみえた 5


つづき

最後の出番

 やはり 

小澤ールド(小澤先生の世界) に包まれました。

医師です。

ですが 

看護協会主催の看護師が多く出席する このピリッとした研究発表で

 ハイチの話をしました。

 北アメリカと南アメリカの間に、黒人が住む 貧しい島がありました。

 そこをハイチ共和国と呼び、

 10年以上にわたり、ハイチの人々と共に活動している「ハイチ友の会」の代表。

 小澤幸子です。と。




 そして 大画面で 絵本の読み聞かせを しました。

 次第に 熱が入ってきて、劇団員かのように 本気で絵本の主役になりきる 小澤ールドと大原です。

 絵本の内容は、

手洗いをせず、ご飯を食べて下痢をした少年が、母のトウモロコシスープと友達に教えてもらった手洗いによって、健康を取り戻し、予防を獲得する話。

 これは新型インフルエンザにも合致すると Dr小澤が紹介しておりました。

たいへん 実践に役立つ本です。

  

 一挙に、会場では 世界が広がり

 これにて 研究発表会は 終了しました。


小澤先生、もちろん 医師として 連携について話されました。

 
 しかし、ハイチの印象がつよく。

 
 思わず、このブログに書かせて頂きました。 
 
 
  

そして、ミャンマー服を着ている私。

 看護師として、要領よく働けませんが、

パワーポイント指揮者として、得意分野を活かせる仕事を与えて下さり、ありがとうございます。

 また皆さんと 発表したいです。

 
 
 全国へ 向けて。


 イヒヒ。


牧丘 大原   

7人の戦士にみえた 4


↑の写真は 歯科衛生士さん 管理栄養士さん 病棟NSで訪問に行った時の様子


7番手:I病棟NS I

I看護師さんの何がすばらしいかって、パワーポイントの説明を越えて、自分の言葉で全体を語りました。実は、この方と 発表を共にするのは、これで2度目です。10代の若者かと思うくらい、吸収力がピカイチだと思います。抜群に説得力があり語りが上手です。もし3度目があるのなら、もう その場で思ったことを話してもいいのではないでしょうか。

 彼女が聴衆を魅了した名台詞が二つあります。

「連携への意識の高さは、どのように培われているのですか。」と質問をされた時の返答。

I病棟NS 「在宅生活を望む方が そこに いるからです。」と。

 「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか」と問われて「そこに山があるから(Because it is there.)」と答えた、伝説のエベレスト遠征隊のジョージ・マロニーかのように、I病棟NS、キリっと応えられました。


2つ目の名台詞

 「誰がリーダーですか。」と会場から質問がありました。

多くの人が医師ですと 答えるだろうと予測していた中、

I病棟NS「リーダーは、看護師です。」

「在宅へ戻ると、ケアマネージャーです。」と。



 会場を、魅了しました。


 

 あっ、発表の内容については、なぜ 連携が必要かという考察で、

症例を通して、各専門職の具体的役割を説明し、


在宅生活をイメージするために、

在宅生活をなりたたせるために、

互いの役割を再確認し、

視点が違う事で多角的にアプローチできる。とまとめられました。





つづく

2009年12月17日木曜日

7人の戦士にみえた 3


つづいて

6番手:M管理栄養士 

牧丘病院に就職したときは、教えてくれる先輩もおらず、たった一人で栄養士として模索しながら働きました。そして、独学で管理栄養士となり、訪問にでかけるようになりました。

「私を、教えてくれたのは、多職種」だと。

初めての就職先で、栄養士は一人だったという環境故に、


多職種と相談し、話しあえる土俵で育ちました。そして、道を切り開いてきました。


本人は気づいていませんが、各 専門職の役割や視点を、誰よりも一番理解しているのではないでしょうか。


発表では、

在宅で冷蔵庫を開けて家族と話している場面や、

お茶の形態と水分摂取確保を 介護力という視点から 

おばあちゃんから娘さんにシフトしてアプローチ。解決に至った症例。

感動しました。

この研究発表に向けて、夜中の2時まで、悩んだ末、一番すばらしい仕上がりでした。

いつも綺麗なMさんなのに、夜中、あんな眠い顔のMさんを初めてみました。



つづく

2009年12月16日水曜日

7人の戦士にみえた 2


↑の写真は、研究発表にむけてミィーティング中の場面


続いて

3番手:Iケアマネ

病院は敷居が高い。

「だからこそ、自分は病院に足を運び、顔が見える関係性を目指す!。」と


病棟看護師たちが多くいる会場で いい切ったじゃん。

かっこいいですな。



4番手:Y訪問NS

介護力の見極めが大切。

入院中から在宅生活を皆でイメージできるよう

医師やスタッフと情報提供をしていきます。

入院中の様子を、病院へ見に行って病棟看護師と視点を共有しますとおっしゃってました。

なんとも心強い。嬉しい言葉です。



5番手:U歯科衛生士

 歯科衛生士の重要性。伝わったと思います。

具体的な実践例を写真で説明し、

1.口腔領域の清潔が保たれた。

2.摂食・嚥下障害の減少が図られた。

3.QOLの向上が認められた。とまとめました。

これは本当です。

牧丘にきて、よく耳にするエピソードとして、

誰もが無理だとあきらめた時、最後の手段として歯科衛生士さんに関わってもらう。そうすると奇跡のような事例が起こるという展開の物語です。

この奇跡の話を、今回 現実に見せて頂きました。

不随意運動があって、いつもよだれがでて口をカクカクして、ほとんど話せなかった方が、

今では、

安定した食べっぷり、そしてローレライを歌い、体重が3kg増えました。

歯科衛生士って、魔法使いみたい。



つづく

2009年12月15日火曜日

7人の戦士にみえた


看護協会主催で研究発表がありました。

テーマは『連携』

牧丘チームは、連携においては プロの集団。

調整能力は抜群にレベルが高い。


研究発表は、多くの質問と理想的な連携モデル だと講評を頂き、大成功をおさめました。


1番手:牧丘H師長 発表者7名を紹介。

そして最後にパワーポイント操者の私も紹介してくれました。


師長、一番手とあって、聴衆の心をほころばせます。


私は、赤エンジー、白ロンジーのミャンマー衣装で出席(貧乏でスーツがないため。)
 
師長が、「国籍は日本です。」というと ドッと会場が朗らかになった。


いざ、牧丘病院の概要を話し始め、室内が暗くなった。

おもむろに、師長 マイクを片手に「暗くて目がみえないわ。メガネ メガネ・・」

ドッとさらに会場が和やかになっていく。

聴く準備が整ったところで、



 牧丘病院が訪問診療や在宅に力をいれていることを写真とともに説明しました。




2番手:I病棟NS Aさんの事例の概要を説明しました。



続く

2009年12月14日月曜日

おわり そして はじまり


昼過ぎ 古屋先生から 「面白い本があるから」 と 電話が 確かに かかってきた。

病院に行こうと思い立ったところまでは、覚えている。

気がつけば 翌日の朝。

空腹で目が覚めた。

そして

ごはんを食べてみた。

たべると、トイレに行きたくなった。

便がでた。

身体がスッカラカンだ。


とたんに、走りたくなり、家を飛び出して、ぶどう畑を駆け回った。

汗をかき、はて 最後にお風呂に入ったのはいつだったか 勘定した。



思いだせない。 


しかし ひさしぶりの湯は たいへん気持ちよかった。


 8時。さあ、出勤。いってきます。



ここ半月。多くの行事がありました。

エネルギーが充電しましたので、ブログを更新していきます。


牧丘 オーハラ 

2009年12月4日金曜日

患者さんが語る先生4



つづき

在宅チームが動き出す時。

感動したことが一つある。

チームに上下関係がなく フラットでした。

体位交換をしたり、摂食介助をしたり、冷蔵庫の賞味期限を確認する

看護師のような院長ですので、

看護師の視点も十分すぎるほどもっている。

そのぶん、話が早く 在宅の視点がチームで共有しやすい。

また 看護師にとっては、看護の領域の重要性をしっている院長であるが故

厳しくもある。



 さて、在宅チームには院長だけでなく、魅力的な女医のチームもある。

この女医チーム。各職種が、先生も含め、最大限に意見を交し、いつも活気がある。


 女医「私は、チームの一員よ」 

 それは、多職種や先生含め、互いの言動 働く姿勢から 容易にみてとれます。

 チームで一緒に作り上げる。先生は、それができる在宅の先生です。

 

牧丘 オーハラ

2009年12月3日木曜日

患者さんが語る先生3



続き

多くの患者さんが物語る先生の話を聴いて、

 皆で感動したり 笑ったりする。

また院長が物語る多くの患者さんや、その家族も、

一人ひとりが輝きだし人生が生き返ってくるような語りだ。

看護師さんたちも、物語は得意である。

 医療だけの視点ではないところを、いかに大切にしているか。


 例えば、満州から日本に戻り、山を開拓し、牧場を開き、年を経て、牛も集落もなくなったけれど、最後の住人として暮らしたいと、肺が悪いお年寄りが、酸素をしながら、標高の高い山の上で暮らしている。

 この患者さんの、物語。壮大なスケールでスタッフたちは語ってくれます。

 そして、訪問診療でお年寄りと会う。

 ただのお年寄りから、只者ではない映画のキラキラした主役に見えてしまう。 

 私は、牧丘で この物語の大切さを学んでいる。


つづく 牧丘 オーハラ

2009年12月2日水曜日

患者さんが語る先生2

話の続き


昼食の頃、

早く食べ終わり、病棟の廊下を歩いていると

病室で男が 食事中の患者さんの魚をほぐして骨を取っている。

院長だったそうな。




退院して在宅へ戻った時、

冷蔵庫の賞味期限を確認している男がいる。

院長だったそうな。




この方、在宅で診てもらい15年以上の付き合いだそうな。


微笑みながら話をしてくれた。




 
そして帰り道、男が座っていた。
 
パンクか。

院長らしい。







つづく 牧丘 オーハラ

2009年12月1日火曜日

患者さんが語る先生1


退院した在宅の患者さんから聞いた話。

入院中、隣のベッドの人が、すぐ人に用事を頼む人だったらしい。

「ちょっと、あれとって」「カーテン閉めて」、「身体の向きを変えてくれ」と。

ある日、

「違う! もっとこっちに身体を向けて!」

「こうけ?」 

「違う!」

と 身体の向きを変えようとしている男がいる。

看護婦さんは、たいてい女性なので 男性の声は おかしいなと思って振り向いた。

古屋院長だった。

これまで病院の先生というものは、患者さんから「身体の向きを変えてくれ」といわれると、たいてい「ちょっとまてて 看護婦さん呼んでくるから」と その場からいなくなってします。

けれど 牧丘の院長は、身体の向きもかえてくれる。

そんな先生なんだと

目を細めて語られていました。



続く 牧丘病院 オーハラ

2009年11月10日火曜日

牧丘病院について

牧丘にきて3か月

牧丘病院の特徴を 公の場で説明するとしたら

こんなふうに 話そうと思いました。



牧丘は、果物が豊富で温泉と山々に囲まれた盆地。

自然豊かな場所です。

人口約5600人。高齢化率は34.3%。高齢化率が高く、交通確保が困難な山間部周辺の地域医療を担っています。

この地域特性により、当院では、訪問診療を軸とする院長のもと、往診や訪問看護を中心に機能し、さらに病院全体が在宅へ戻れるよう多職種と連携がとれる在宅調整を主としてチーム編成が行われています。

また嚥下・摂食にも積極的な関わりを展開。歯科衛生士や歯科医師、STとともに生活を支えるサポートが充実しています。

牧丘病院の魅力は、上記の強みを活かす活動が盛んに継続し全国展開に拡がっているところです。

ここで働き、在宅調整や口腔ケアで関連する人々と出会いがありました。

横のつながりを、どのように充実し、地域や人々が共に支えあう地域が実現するのか。

牧丘の人々は、研修生を快く受け入れてくれ、のびのびと学ぶ環境を提供してくれます。

また院長自身も、「この世の中のすべての人々の不平等がなくなること」という願いのもと、関わった人々を家族のように大事にするプライマリーケア医として、また若者を育てる教育者としても優れています。

すばらしい景色と、温かいスタッフ、そして豊かに生きることをみせてくれる患者さんたちと過ごせる日々は充実した輝ける時間です。

牧丘いいところですよ。ぜひ訪れて下さい。

よってけし


牧丘 オーハラ

2009年11月2日月曜日

ワンタメニー


世界が船のように大きな波で上にいったり、したに落ちたり、グルンとまわった。

そして、言葉を手に入れてしまって、外側と内側とのパイプをつないでしまい、

内側の世界を自分のものだけにできなくなってしまった。

本を読み終えたあと、我に返り 気持ちを言語化している自分の速さに驚きました。

世界が大きく動いたように思える自分の心模様と子供のころの私を重ね、検証し、

この本を貸して下さった好奇心旺盛な民俗学者の子供時代の語りや、その学者とそっくりな子供に、

なんだか「有難うございます」と伝えたくて、温かな気持ちになった。




私は、夢中になると まったく周囲が見えない聞こえない子供でした。

それが思春期になると、次第に 友達から怒られ からかわれ

だんだん、

夢中になる自分を、私自身が恐れたものです。

なので、集中したふりをしながら周囲がみれて話がきける自分を作り上げたものです。

そして、極力 夢中になるものを削ぎ落とし、

我慢ならないときは、こっそりと 場所・時間を注意するようになり

一人になったものです。


そして30歳手前、

とうとう 一人にならなくとも、夢中になりながら、周囲の話も聴けるようになっていました。

これは、いよいよスタートなのか。

それもとも、失ったものを切なく思うのか。




まったく、とんでもない本です。

その時代をもつ人のために

深くしみます。

『思い出のマーニー』

2009年10月29日木曜日

素敵な贈り物☆




みなさんこんにちは(^▽^*)♪
インフルエンザが流行っていますが…体調はいかがですか??
しっかり睡眠をとり、うがい・手洗いをして予防しましょう(>ω<)ノ!!


さてさて…つい最近、牧丘病院に素敵なプレゼントが届きました(≧∀≦)☆★
病院内だけでは、もったいないので…ブログでみなさんにも、少~しおすそ分けっ(*>3<)-☆

そのプレゼントとは…
病院の近くにある《牧丘第二小学校》の生徒さんが愛情込めて育てた…*菊の花*です(⌒∀⌒*)♪

軽トラックに乗せて、病院まで届けてくれました(^∀^)

ピンクに、黄色に、白と…色とりどり☆
そして、とても大きいです(○∀○*)!!…写真だと大きさは伝わりにくいですが…
横幅が50センチくらいあります(*>ω<)

病院に入って正面にありますが…とても綺麗です☆★
院内に花があると、暖かく明るく感じますね(^∀^)♪


牧丘第二小学校の生徒さん、ありがとうございました☆

2009年10月23日金曜日

救急チーム



先月、救急の勉強会が開かれました。

女医O先生とH先生がメインで、シナリオ 役作りの準備をしてこられました。

待合室で倒れていた患者さん

BLS そしてACLSを行っていく。


先生、スタートを切って下さり有難うございます。

アンケートの結果、定期的な救急の勉強会を 継続していきたいとの声が多くありました。


そして、看護師たちにバトンタッチ。


牧丘病院では、救急蘇生が必要な重篤な患者さんは、ほとんどいません。


けれど、ほんの極 たまに 出会うことがある。

そのときに、あたったスタッフは、目の前の倒れた患者さんを助けられるか。

チームが、すぐに編成され稼働できるか。

一人一人は、蘇生方法を知っているかもしれない。

けれど、チームになったら。

誰が何をするのか。

全体のパフォーマンスを上げるべく、

救急チームを作りました。

1 病棟プリセプターY主任
2 外来と訪問看護のプロ T看護師
3 在宅調整プリセプターI看護師
4 OPに強く、患者さんの話で涙をみせる豊かなT看護師
5 そして坊主オーハラ


そろそろ動きだしますよ。 ワクワク。

牧丘 オーハラ

2009年10月22日木曜日

整形外科志望 先生



本日、スラッとした背の高いK先生が『大腿骨頚部/転子部骨折』について勉強会を開いて下さいました。

原則、大腿骨の頚部や転子部の骨折をしたら、保存的にみるよりも、1週間以内に手術をした方がよい。

手術した方が、痛みや動き難にくさから、寝たきり 肺炎 死亡率も減らせるそうな。

手術方法は、主に

骨接合(身体に入れていい釘を、骨に打ち付けて接合し、もろい骨を支えてくれる。)

人口骨頭置換術(太もものつけ根にある丸い折れた骨を、新しいものに置き換えてくれる。)

特に、先生が強調されたのが、カットアウト。

釘が骨頭を突き破ってしまうこと。

100人手術すると1.6~3.9%の確率で起こってしまう。話題のカットアウト。

術後合併症として防止するためには良好な整復位と良好な位置へ釘を刺入することが重要であるそうな。

症例として、術後4ヶ月目に 骨が突き破られた患者さんが紹介された。

牧丘病院でも、骨接合術後、在宅へ移行するための調整期間として、術後の人が入院されています。

他人ごとではないぞよ。と心して話を聞かせて頂きました。



ここ牧丘の特徴は、骨折を早期発見して手術できる病院へ送り出し、手術後は自宅へ戻るためのワンクッションとして、迎え入れます。

新人NSの時に勤めた病院は整形外科の足部門の病棟でした。

急性期で大腿骨骨折の患者さんの術前・術後の看護を学んできました。

2週間ほどしたら、別のリハビリ病棟へ移動し、その後はどうなったか行くへ知れず。

ずっと気になっていた、患者さんが家まで戻る経路。

やっと ここ牧丘で点が線になりそうだ。

牧丘 オーハラ

2009年10月21日水曜日

ゆっくりねろし



下記のブログ。今回は、北杜診療所のN先生のお話を聞く寄りあいでした。

実は、この寄合。すばらしいリーダーがいます。

玉穂診療所 土地ペインクリニックのD院長。

痛みを治療し、「自分の住み慣れた場で生活し,最期もそこで迎えたい.」という

人としての願いを、本当に実現しています。

そして継続できるよう、多くの仲間が集い、

豊かな自然の生活の中で心温まる食事と人々と共に過ごす環境を提供されています。

土地先生の緩和ケアの地域特性は、先生が主な受け皿です。

しかし、それだけではなく、全国から人々が集まってしまう。

本物だから。

多くの方が、自分の住みなれた地域で、

緩和ケアを身近なものとしてふれられるようになってほしいものです。


土地先生の本を購入し、読みました。

地獄のような痛みの日々から、痛みがとれた後、限られた時間を 家族と大切な人たちと過ごす。

一人一人が、再び 活き活きと輝きだす。

感動して涙がとまらず、本を読み終わった後、

思わず 山梨の緩和ケア医療を熱く語り、『ゆっくりねろし』を読むように渡し、

大きなお世話だったかもしれませんが、

もし身近で、癌の方で困っている時は、緩和ケアに強い病院を調べるアクセス方法を伝え、etc...。


店員さん。

ファッション話 そっちのけで、聞いてくれてありがとう。

オギノの横の 美容室にて。 

 
牧丘 オーハラ

 

2009年10月20日火曜日

北杜市



北杜市で活躍されている北杜診療所の爽やかN先生のお話を聞いてきました。

自分の地域の特性を知って、手薄なところを皆でサポートしていく取り組みをされています。

北杜(ほくと)市は、山梨県の北のほうにある杜(もり)の豊かなところ。

その美しい土地は甲状腺のような形をしていて、

周囲をぐるっと八ヶ岳、南アルプス、茅ヶ岳、瑞牆山と日本代表の山々が四季の景色を見事にそろえてくれる。

北杜市は人口4万8000人 高齢化率35%。牧丘の8倍の人口。(牧丘は、人口約5600人。高齢化率は34.3%。)

N先生が立ち上がったのは、在宅医療の中でも、緩和ケア。

癌の末期の方に焦点をあて、残った時間を家で生活してもらう。

しかし、在宅緩和ケアをサポートする医療者の絶対数が不足している。

そこで、開業医や診療所、病院を一つ一つまわり事情を説明し、協力を仰ぎ、支援体制を構築した。

それが『北杜市緩和ケアセンター

担当者 :田中紫織 医療ソーシャルワーカ 
TELL:0551-32-3221
受付時間:月~金 AM9:00~PM5:00(無料)

家で暮らしたいと願う方に、相談窓口を設置。

一番、家から近い先生が、在宅医になってみてくれる。

N先生の周囲には心強い有志の仲間がたくさんいる。

地域の特性を知って、手薄なところを皆で協力してサポートする。


自分の生まれた町は、どうなっているのだろうか。

牧丘はどうなっているのだろうか。

自分の関わる地域を振り返る機会となりました。

牧丘 オーハラ

2009年10月11日日曜日

ピアノコンサート



葡萄色の素敵なドレスで颯爽と登場されました。

牧丘病院が一瞬にしてコンサートホールへ変身。

荒城の月

紅葉

タンゴ

ワルツ

ジュピター 等


一曲一曲が、ホールの雰囲気を変えてくれました。

コンサート終了後、

直前まで行きませんと言っていたHさん。ベッドで「紅葉」を口ずさんでいました。

樋口一葉ファンで女性史を語る痴呆のKさん。ベッドで歌詞付きプログラムを何度も何度も読み返しています。

寝たきりで、ほとんど話さず、食事介助が必要なOさん。ピアノに合わせて左手でリズムをとっていたそうな。

そのほか、興奮した数名の患者さん。

床ににつかず、「帰ります」 やら ベッドから降りようとされる。

音楽が奏でるチカラ

目の当たりにしました。

皆さん、大成功ですね。

夜はどうか 皆ゆっくり休んでほしいものです。


普段聴けないプロの本物のコンサート、そして 本物の生の音で心動かされた患者さんたち

感動の一日です。



次回 牧丘ピアノコンサート 再び心動かしに来て下さるそうですね。

心待ちにしています。

ありがとうございます。

2009年10月10日土曜日

これでいいかな

本日 ピアノコンサート

準備のため まずは腹ごしらえ。

そして

任命されました。おむすび班。

内容は、おむすびを1升分こしらえる。

わが29年を振り返り、

お寺で生まれた私。

されど、お彼岸、盆、花まつり、どんな行事も人任せ。

祖母や母が、おもてなしを切り盛りしていました。


この日、 とうとう 一人きりの支度。

あの時、一緒に祖母とつくっていればよかった。と台所でモタモタする 尼オーハラ。

 
 そうはいっても、30前の女。おむすびは作れるものです。


 期限に間に合い、任務は果たせました。

みなさん、お食べやす。

  できあがって写真をとったところ、

 
  もち爆弾ですか。




T看護師の三角おむすびと豚汁の隣にセットしました。

おいしかったです。
 


2009年10月9日金曜日

失敗



最近 失敗続き。0勝4敗。

その一つ。

患者さんとの距離が近すぎて、全体が見えなくなっていた。

患者さんの訴えを聴く。

願いをかなえるために、直進する私。

けれど、ものごとには順序がある。

今の時期に必要なのは、

患者さんの願いをかなえるために、家族をサポートする。

そして、患者さんも その人なりに 病院から家族をサポートする。



文章にしてみると、シンプルですが

人に言われるまで気付けなかったわたし。

牧丘で、

患者さんをみるとは、どういうことか。

プライマリケアとは、どういうことか。

人として、医療者として、NSとして優先順位をどう考えるか。

全体をみる力。


・・・・言語化するのにもう少し時間がかかりそうです。

山梨 牧丘病院 オーハラ

2009年10月7日水曜日

秋の味覚をひと工夫♪



これはいったい何でしょう。。





。。。answer。。。
巨峰ジャムです♪





わが牧丘は巨峰の丘!!

どこへいっても目に飛び込んでくるのは葡萄畑!!


おいしい葡萄をいただく機会も多いです♪

いつもおいしく頂いてます。。




今回はそのまま食べてもおいしい巨峰を

贅沢に鍋に砂糖と一緒に煮てしまいました。。ぜーたく!!!!




出来上がったのは

おいしい巨峰からできたおいしい巨峰ジャム。。




ん~~この巨峰の酸味とジャムの甘さがベストマッチ♪

プレーンヨーグルトにいれてだべると。。これまた絶品!!





みなさまもおためしあれ。。


2009年10月3日土曜日

十五夜



うさぎ うさぎ

なに見てはねる

十五夜お月さま

見てはねる


 
 不思議なことが いつの時代も あるものじゃ


 甲斐の国の奥へ奥へと行くと、山を切り開いてつくった処がある。

 人は牧丘と呼ぶそうな。

 その牧丘の ちょうど 入口じゃ。

 病気の人や 病気にならんよう 診てくれる 場所があるそうな。

 もうすぐ十五夜が来るて、そこで 働く若い衆が、

 きれいに すすきや 団子や くりを並べてくれたんじゃ

 
 ところがじゃ

 みな 口々にな 十五個あった団子が十四個しかない と 言っておるのじゃ 

 わしも 行って 確かめてきたさ
 
 ひとーつ ふたーつ みっつ とな

 
 たしかに 言う通りじゃ 14個だ。
 

 どこえ いってしもたか 尋ねても

 みな 口をそろえて 団子の行方は 知らん と いう。


 
 不思議じゃ。

 なんとも 不思議 な 病院じゃ。
 




牧丘 オーハラ

2009年10月2日金曜日

うわぁ!

夜 ジョギングしていました。

大きな めん丸ラーメン道路から、牧丘病院の方向へ右に入る道 

橋を過ぎたところ。



 

うわぁっつ! 

ごっつい人や!!。朱色の帽子かぶって!!。




 
 顔なし 地蔵が住んでおります。


そういえば、牧丘病院の古屋院長の第一印象。

 お地蔵さんのような目してる先生。



昔、おばあさんから 聞いた話

お地蔵さんの役割

活動範囲は地獄。その中でも専門分野は餓鬼。

つまり

辛さや憎しみ、悲しみ等の地獄のような苦悩を抱える人々を守り、

特に子供たちの面倒をみているのが地蔵菩薩の役割だそうな。   




牧丘のお地蔵さんは、顔がないけど

それは、

古屋先生の顔を見れば よかろう



牧丘 オーハラ

2009年10月1日木曜日

メタボ バイバイ ランチ お知らせ



 やなまし発見ウォーキングしませんか!

というテーマで、山梨の保健課より企画があります。

 内容は、
 のどかで自然豊かな 鼓川温泉で

 メタボ バイバイ ウォーキング!(ウォーキングインストラクターいますよ。)

 メタボ バイバイ 温泉! (温泉インストラクターいますよ。)

 メタボ バイバイ ランチ!(栄養士さんと鼓川とのコラボ 数限定! )


 と、お酒好きのメタボなくし隊が、メタボ バイバイに挑戦する!

 もし、よければ 皆さん一緒に 参加しませんか。

 メタボなくし隊チームでも、サポーターの役での参加でもかまいません。

 どんなかたちでも ウエルカムです。


日程:10月18日(申込期限10月13日)
場所:現地集合か、送迎バスあり。
金額:温泉料とランチ代(予約制)
定員:制限なし

山梨市役所保健課 TEL:22-1111 

興味のある方、ぜひご連絡下さい。


 わたし、もし仕事 休みなら メタボなくし隊を応援しにいきます。

 
 

牧丘 オーハラ
 
  

2009年9月28日月曜日

週末3 こんにゃく

下の写真は 西沢渓谷 入口 コンニャク館のもの。

渓谷に、コンニャク全国 全員集合。

店の人から
「全国のコンニャク商品がそろっているのは、ここだけ。」

 うへぇ~ と 素直に驚き、購入。






 牧丘 オーハラ

2009年9月27日日曜日

週末2 西沢渓谷


空気がきれいで 

呼吸がしたくなり、思わず駆け回った。

坂道になると、走って駆け下り、その勢いで駆け上がる。

左に、エメラルドの川を眺めながら、右に、深いグリーンの苔を触りながら。

行きは、よいよいですわ。


さて、帰り。

夕方だったのも加わり、木が茂って暗く、人の気配もなし。

猿が横切っただけ。

 まったく 芥川龍之介の「トロッコ」の少年の気持ちです。


私なりの要約

トロッコは、少年の話。夢中になってトロッコを動かしていると、気づいたら知らない場所。宵がはじまり、次第に暗くなる。急に不安になり、必死で山を駆け下ります。家に無事到着。一安心。

 
 少年が必死で山を駆け下りる時に抱えてた、漠然とした不安と恐怖感を経験しました。 

 
 ようやく、渓谷から降りてきて、コンニャク館を見たとき、ホッとしました。

 
 反省 ひとつ 西沢渓谷は朝に行くものですね。

 
 目標 山で上手に遊ぶ。

 
 私は、トロッコ少年ではなく大人の女性ですから。


牧丘 山の女 オーハラ 

2009年9月26日土曜日

週末1 三富のセンス 看板

140号線 三富にて

西沢渓谷に向かう途中

行きで

「粋な文句やな。三富のセンスは只者ではないね。」とぶつぶつ通り過ぎ、




「この文句 ・・どっかでみたことあるねんけどな~」

 「どこで やったかな~・・。

 「忘れた。思い出せへんわ。」




帰り道

 あっ!!!! 看板の裏側に続きが書いてある!!



 「そうそう、実家の阿弥陀さんにロウソクつけるときに使ってた、マッチ箱や。」

 「そこに書いてあったわ。(家がお寺です。)」
 


三富のセンスに親近感と一目惚れ。

 ついで 実家の両親と寺を思い出す機会となりました。 

有難うございます。


 牧丘 坊主 オーハラ

2009年9月25日金曜日

OT様へ 牧丘での創作 その2

ベッドリモコン 

簡単に諦めないのが、ここ牧丘病院の横のつながりがもつエネルギー。

数日後、感激した。

牧丘病院に勤めているPT Kさん。

の旦那さんが、OTさんだったのです。

旦那さん作。

きましたよ!!!

The 割り箸コントローラー!!



割り箸を押すと、ボタンの上に乗せられている透明のポッチが押され、簡単にベッドがあがるのです。

歓喜をあげて患者Mさんに了解を得て、コントローラーで遊んだ。

喜びと好奇心と同時に、頭によぎったのは、「てこ」。

なるほど

物を簡単に動かすことが、てこを使用する目的ね。

小学校で学んだが、実践で使うための頭の回路がつながっていない私。

そこが非常に残念な私。

復習させて頂きます。

てこは、小さな力で重いものを動かす道具。

一本の棒に、支点、力点、作用点の3つの点が構成される。

回そうとする中心点(支点)からの半径が大きいほど、簡単に物体を動かすことが出来る。

つまり、上の写真


透明のぽっちと割り箸の柄を押す場所(支点~力点間の距離)を極力長くして、中心点からの回転半径(角度)を大きくする。そうすると少しの力で楽にコントローラが押せる。

で、一方 右側は、透明のポッチと割り箸を(支点~作用点の距離)を短くして、中心点からの回転半径を小さくする。で、あらかじめ赤いテープで留めてしまいます。

ポイントは、回転半径が小さいのでテープで固定しやすいのと、同時にテープが、柄のながい方を押す時に必要な運動量よりも大きい運動量が必要だが、その力の役割をしっかり固定したテープが引き受けてくれている。


支点・力点・作用点の3点の絶妙なバランスがとれて完成した

The割り箸ベッドコントローラ。


OTさん、上記の考え方でだいじょうぶでしょうか。


さて、患者Mさん



大成功かと思いきや。

あまりに性能がよいコントローラ。

布団をバサッとかけると、ウィーンとベッドがあがります。

間違って割り箸をふれてしまうとウィーンとベッドがあがります。

とうとう、寝るときは 「おっかないのでリモコンを頭の上に置いといて」 と

そして、翌日

割り箸がずれたので、もとに直しながらも、順調にベッドコントロールできてました。。


しかし、翌々日

壊れた。おむつ交換や食事の際、手や布団があたり無残に分解。



あきらめませんよ、OTさま。


非常に非常に勉強になりました。




牧丘 オーハラ

2009年9月24日木曜日

OT様へ 牧丘での創作

先日、リウマチの患者さんが、「ベッドのリモコンが重たくて痛くて押せない」と言いました。

というわけで

リモコンを簡単に押せるように工夫しようと創作しました。

ポイント:押す部分の面積を広くとり、高さを持たせてみる。


創作1 大原 作


ペットボトルのふた 見た目 いまいち、そして不安定。



創作2 大原 作


 三方活栓のふた  押すとこ 小さいっ!


 
          考え込んでいる私の顔をみて

 救いの手を差し伸べてくれたのは、私の病棟プリセプター Y主任


創作3 Y主任 作


 ホワイトボードにいる磁石のおっさん    粋な主任さんです   




  試行錯誤を経て


創作4 Y主任と大原のコラボレーション

 ホワイトボードにひっついていた磁石を上に置きました。

結果、母子球で押してもらうと「操作が楽になった。」とよい返事をもらいました。ベッドアップ可能です。


しかし翌日、

本人より「上がるのはできたけど、下がる方が押しても下がらず、看護婦さんに手伝ってもらった。」と。

どうやら、リモコンの感度が悪いことが原因です。

そのため、牧丘のPTのOさんにみてもらい、リモコン部分だけを新しくとりつけてもらえるか、業者に相談してもらうことになりました。

以上が、ここ3日間の経過です。


Y主任、PTのOさん、お忙しい中、OTの技術も知識もない私の無計画な行動に、付き合って下さりありがとうございます。


今は、

Mさん 痛い時は、NSや家族がリモコンを押し、調子いい時は「いいよ。自分でするから」とリモコンを押されます。




 OT様へ

 牧丘に力をお貸しください。この機会に 勉強したいことがたくさんあります。


牧丘 磁石のおっさん オーハラ

2009年9月23日水曜日

お葡萄はん 



ここ牧丘にきて

驚いた。

空は、葡萄です。

これまで、葡萄とは、ヒョロロとしたツルになるものだと思っていましたが、


ここ葡萄畑をみて


知らされた。


あれは、木です。


ズッシリとした立派な葡萄を支えるには、ツルでは間に合いません。


太陽を浴び、昼と夜の温度差で、艶やかな紫と紺になっております。




しかし

しかしですよ!!

ここ牧丘の姉NSさんたち 
 
  目の前に出された葡萄をみても、非常に落ち着いています。

  
 そして、ソワソワする私に、食べてけし とすすめます。
 
 
 京都盆地出身のうちにとって、葡萄は 高級品!。

 そうそう 食べれまへん! 興奮!。



 葡萄畑の美しい景色に、金木犀の香り 、そして コオロギが歌い、



 いよいよ 秋


  
牧丘 オーハラ

 

2009年9月22日火曜日

御協力ありがとうございます。



牧丘病院の近所に花かげホールという立派な公共ホールがあります。

8月23日、山梨青年会議所の若い男衆が、山梨を盛り上げるべく立ちあがりました。

菅原文太さんや音楽家など有名人が花かげホールに来られ、盛大なイベントになりました。

私も、参加させて頂き「海を越える看護団」について宣伝させて頂きました。

この場を借りて、募金をして下さった皆様、立ち寄って下さった皆様、御協力ありがとうございます。

ミャンマーの患者さんの医療費や生活の向上に、大変有益となるものです。援助費用として大切に使用させて頂きます。  海を越える看護団 大原千佐子







さて、この日、菅原文太さんが紹介した 一本のDVDに出会いました。




アフガニスタンで井戸を掘り続けている 中村哲先生のドキュメンタリー


 思わず、即購入。

 貧乏なのに。



アフガニスタンで、

住民たちが

砂漠の大地を緑豊かにした。

戦乱の中を。
 
先頭に立ったのは、日本の医者。
 
それに続いた、若い医師が、一人亡くなった。


本当の話。



本日、4回目 おひとりさま 自宅にて上映。

 牧丘 興奮冷め止まぬ 秋の夜にて。オーハラ 

2009年9月21日月曜日

看護研究にむけて

看護師のIさんとTさんのチームに入れて頂き、看護研究に取り組むことになりました。

題は、『退院前ケアカンファレンス実施に関する成果の検討~ケアマネージャーを対象とした調査から~』

在宅に強い牧丘病院ならではの、看護研究です。

 私たちが行っているカンファレンスは、自宅へ帰る患者さんや家族に実のところ役立っているのか?
 
退院後、自宅に見に行けない病棟看護師は、ケアマネージャーさんの橋渡しで患者さんの情報をもらいます。

今回は、それを研究と称してケアマネージャーさんの協力で、カンファレンスの見直しと改善をする機会に恵まれました。


と、上記の内容について姉さんNSたちは話し混んでおりますが、

仕事が終了し、お腹が減りエネルギーを最小限にして参加している静かな私。

姉さんたちもペコペコだろうに、消沈している私に、カバンから魔法のように食べ物をプレゼントしてくれます。

やさしいです。


そして姉さんNSたちにも、応援の差し入れが病棟NSから届きます。


病棟姉さん やさしいです。


しっかり頭を働かし、そして食べ物と笑いを絶やさない牧丘パワー。


一緒に参加できて光栄です。

おいしかったです。


2009年9月20日日曜日

応援歌だよ


初めて夜勤を一人立ちした朝のこと。

6時 一番最初に検温に訪れた患者さんに言われた言葉。

患者Mさん「このベッドで誰か死んだでしょっ!!」

わたし  「 ・・・(えっ?!! )・・ 」


患者Mさん 「夜中、ずっと耳元でお経の声が聴こえてたんだから!」

わたし  「・・・(え~と・・っ ) ・・・こわかったね。・・・・」

患者Mさん 「こわかったんだから!。」

わたし  「お経は、応援歌ですから。きっと亡くなった人が、応援歌うたってくれたんですかね」

患者Mさん 「そうかしら」


わたし   「・・・・・(スマイル)・・」



さて、この一連の会話。

はたして、よかったのだろうか。

自問自答しなから、とうとう今夜2度目の夜勤。


6時 一番最初に検温に訪れた患者Mさん。

患者Mさん「眠れたよ。」

わたし  「よかったです。」


3度目の夜勤は、もうすぐだ。

はたして、これでいいのだろうか。


牧丘 お経のオーハラ

2009年9月19日土曜日

舞い上がるテンション 続行中


滋賀医科大学のミャンマー人の医学生(ミャンマーと日本の学生をつなぐJapanHeartの学生部会で活躍中です。)から、

『There is no docter』 の日本語全訳があると吉報がありました。

ホームページを辿ると、なんと世の中、すばらしい先生が、たくさんいるものです。

牧丘病院にきてから、色平先生のお名前は、耳にして存じていましたが、勉強不足の私。

この機会にホームページを訪れ、思わず三冊、先生の本を購入してしまいました。

信州の色平先生のホームページにあった詩を読んで、

人々の中へ行き
人々と共に住み
人々を愛し
人々から学びなさい
人々が知っていることから始め
人々が持っているものの上に築きなさい

しかし、本当にすぐれた指導者が
仕事をしたときには
その仕事が完成したとき
人々はこう言うでしょう
「我々がこれをやったのだ」と


――晏陽初 Yen Yang Chu ジェームズ・イェン (1890-1990) ――


舞い上がるテンション 続行中

牧丘 オーハラ

2009年9月18日金曜日

舞い上がるテンション


ミャンマーでバイブルとさせて頂きました。

この本。

where there is no docter (医者のいないところで)

途上国でマラリヤ、エイズ、下痢、栄養失調、妊娠・出産の合併症など、予防可能な病気を、医者がいなくとも、地域で予防し、治していく、医療手引書。30年以上指示され、80以上の言語に翻訳。

地元NSと共に、ミャンマー語・英語翻訳辞典と日本語・英語翻訳辞典とを片手に一緒に読んで勉強したものです。

牧丘病院で勤務中、院長の古屋先生から吉報。

この本の著者、デビッド・ワーナー氏が来日予定。

10月25日 講演会を東京でするそうです。

題「~すべての人が健康に暮らせる社会は実現できるか?」

とても気になる題目です。

待ち遠しいです。

舞い上がるテンション。

牧丘病院 オーハラ

2009年9月17日木曜日


牧丘病院では近隣の歯科医師、歯科衛生士さんに協力していただいて、
入院中の患者様や在宅療養されている患者様に専門的口腔ケアを行っています。





口腔ケアには、口腔内がきれいになるだけでなく、唾液の分泌がよくなる、誤嚥性肺炎が予防できる、食事がおいしく味わえる、ムセが少なくなる、コミュニケーションが良好になる、脳が活性化されるなどメリットがたくさんあります。


今年で3年目になりますが、その取り組みを認めていただけて甲州市の病院や介護施設でも口腔ケアが積極的に行われるようになって来ました。




そして、現在は河口湖の病院でも専門的口腔ケアが導入されるべく準備が
着々と進んでいます。


今日はうちの院長が、準備会の席で当院での取り組みについてお話させていただきました。


河口湖の病院スタッフと周囲の歯科医院の先生方、歯科衛生士さんの熱い想いが準備会でもひしひしと伝わり、参加させていただいた私たちもエネルギーをいただきました。


病気や加齢により、食事が飲み込みにくくなっている方に対する援助は、いろいろな職種が協力してアプローチしていく必要があります。


牧丘病院は小さな病院ですが、だからこそチームワーク良くひとつの目標にみんなで取り組めると自負しています。




食べることも話すことも大切ですよね。


河口湖の皆様に負けないようにまた明日から頑張りましょう!!








2009年9月16日水曜日

塩山で芸術を学ぶ


秋ですね。ブドウ食べましたか?
牧丘病院は、9月5日に、陶器の芸を磨きに行きました。
その名も塩山窯紫峰焼(えんざんしほうやき)。
紫峰焼は、焼きあがると葡萄色に浮き上がるそうです。


職人さんが、一から丁寧に教えて下さいました。


例えば1、「土は生きている」と。

 それに対して S看護師 「土をさわると、ホッとおちつくの」と。
           

例えば2、「土は人の温度で乾いていく。」と。  

 「思わず、会話に夢中になり手がとまる時もありますが、そんな時は濡れタオルで土に水分補給をしてあげるとよい。」とか。

 
また、例えば3、土をロクロにおくときには、「ポテチンっとおく」。と。

 ・・・これは。たぶんかけ声でしょう。
最初の土台は、土から空気が抜けるように、ある程度高いところから落とすように置くそうです。

 
 一通り、陶芸先生の作り方について説明が終了し、それぞれの席に戻りました。

 
そして



 さあ、作ろう!と意気込んだ、緊張した面の私に一言。

隣に座っているH看護師です。


「土を置く時は、ポコチン?だった?ね?」

 


 全身が脱力しました。

 
 ・・・これは。たぶん愛嬌ですか。



お蔭で、緊張がほぐれ、一呼吸置いて、陶芸に取り組むことができました。


牧丘病院の皆様、塩山の陶芸の先生、たいへん充実した秋の休日になりました。

完成は、冬ですね。また作品を紹介します。オーハラ

2009年9月15日火曜日

はじめまして


はじめまして。

JapanHeart海を越える看護団の大原千佐子と申します。

研修生として、8月から1月までの6ヶ月間、牧丘病院で勉強させて頂きます。

どうぞよろしくお願いします。

山梨にある牧丘病院で働き、1ヶ月経過しました。

この一か月、多くの出会いがあり、出来事があり、詰め込んできました。

飲み込んで、消化して、外に出てくるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。

一か月の牧丘病院の印象。

職場の人間関係がすばらしく良好。 気持ちいいです。
在宅が強い。 自立した看護師さんたちです。大切にしてる視点が、本人の生活と家族です。病院ではありません。
女性が働きやすい職場。 素敵な女医がいます。女性の未来が明るく感じます。
ナラティブ 患者さん一人一人の物語が大事にされ生き生きしてます。

これが、牧丘病院から見せて頂いた最初の印象。
今後、もっと具体的に魅力を紹介していきたいと思います。
  


そして、私のこと。


私が求めていた環境を惜しみなく牧丘の方々は用意して下さり、マイペースな私を受け止めて下さり。 

しかし どんなやる気があっても、いま一つ器用に動けない私。


お姉さん看護師たちは、背中を押し、決して見捨てず、育ててくれてるのが毎日の関わりから伝わります。 

今、目の前の課題。

姉さんたちから求められてるもの  「スピードと正確さ。」

 知識と技術と、そして何度も繰り返し習慣にしていく。

ミャンマー・隠岐ノ島、そして牧丘病院。 

 今まで出会った方々からもらった知恵や経験と共に、一歩づつ確実に前へ進むことができています。 

ここ牧丘で、新たにスタートしてます。 オーハラ

2009年8月13日木曜日

広報委員会よりお知らせ☆



こんにちは(*^▽^)♪

変な天気ばかり続いていましたが…いよいよ夏本番な感じになってきました(*>ω<)ノ
室内にいても熱中症になることもありますので…十分気を付けてくださいね((+_+))

さてさて…6月に広報委員会、院内掲示板《よってけしみてけし》について紹介しましたが…
今回、《よってけしみてけし》の第2号が完成いたしました(#^.^#)☆

今回の内容は…
・Dr紹介〈志村光弘先生〉
・薬局より『骨粗しょう症について』
・看護課より『脱水症について』
・絵手紙〈窪平絵手紙教室のみなさんより:写真〉
・訪問看護の一場面(写真)

です(*^ω^*)☆
先生の意外な一面や、骨粗しょう症の検査について、特にこの時期注意したい脱水について…
病院から、より詳しく正しい情報をみなさまにお届けしていきたいと思いますm(__)m

素敵な絵手紙や、訪問看護師が訪問中に撮影した花や景色の写真もあります(>ω<*)
ぜひ病院に見に来てくださいねッ(≧▽≦*)♪