2009年12月1日火曜日

患者さんが語る先生1


退院した在宅の患者さんから聞いた話。

入院中、隣のベッドの人が、すぐ人に用事を頼む人だったらしい。

「ちょっと、あれとって」「カーテン閉めて」、「身体の向きを変えてくれ」と。

ある日、

「違う! もっとこっちに身体を向けて!」

「こうけ?」 

「違う!」

と 身体の向きを変えようとしている男がいる。

看護婦さんは、たいてい女性なので 男性の声は おかしいなと思って振り向いた。

古屋院長だった。

これまで病院の先生というものは、患者さんから「身体の向きを変えてくれ」といわれると、たいてい「ちょっとまてて 看護婦さん呼んでくるから」と その場からいなくなってします。

けれど 牧丘の院長は、身体の向きもかえてくれる。

そんな先生なんだと

目を細めて語られていました。



続く 牧丘病院 オーハラ

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