2009年12月3日木曜日

患者さんが語る先生3



続き

多くの患者さんが物語る先生の話を聴いて、

 皆で感動したり 笑ったりする。

また院長が物語る多くの患者さんや、その家族も、

一人ひとりが輝きだし人生が生き返ってくるような語りだ。

看護師さんたちも、物語は得意である。

 医療だけの視点ではないところを、いかに大切にしているか。


 例えば、満州から日本に戻り、山を開拓し、牧場を開き、年を経て、牛も集落もなくなったけれど、最後の住人として暮らしたいと、肺が悪いお年寄りが、酸素をしながら、標高の高い山の上で暮らしている。

 この患者さんの、物語。壮大なスケールでスタッフたちは語ってくれます。

 そして、訪問診療でお年寄りと会う。

 ただのお年寄りから、只者ではない映画のキラキラした主役に見えてしまう。 

 私は、牧丘で この物語の大切さを学んでいる。


つづく 牧丘 オーハラ

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