2009年9月28日月曜日

週末3 こんにゃく

下の写真は 西沢渓谷 入口 コンニャク館のもの。

渓谷に、コンニャク全国 全員集合。

店の人から
「全国のコンニャク商品がそろっているのは、ここだけ。」

 うへぇ~ と 素直に驚き、購入。






 牧丘 オーハラ

2009年9月27日日曜日

週末2 西沢渓谷


空気がきれいで 

呼吸がしたくなり、思わず駆け回った。

坂道になると、走って駆け下り、その勢いで駆け上がる。

左に、エメラルドの川を眺めながら、右に、深いグリーンの苔を触りながら。

行きは、よいよいですわ。


さて、帰り。

夕方だったのも加わり、木が茂って暗く、人の気配もなし。

猿が横切っただけ。

 まったく 芥川龍之介の「トロッコ」の少年の気持ちです。


私なりの要約

トロッコは、少年の話。夢中になってトロッコを動かしていると、気づいたら知らない場所。宵がはじまり、次第に暗くなる。急に不安になり、必死で山を駆け下ります。家に無事到着。一安心。

 
 少年が必死で山を駆け下りる時に抱えてた、漠然とした不安と恐怖感を経験しました。 

 
 ようやく、渓谷から降りてきて、コンニャク館を見たとき、ホッとしました。

 
 反省 ひとつ 西沢渓谷は朝に行くものですね。

 
 目標 山で上手に遊ぶ。

 
 私は、トロッコ少年ではなく大人の女性ですから。


牧丘 山の女 オーハラ 

2009年9月26日土曜日

週末1 三富のセンス 看板

140号線 三富にて

西沢渓谷に向かう途中

行きで

「粋な文句やな。三富のセンスは只者ではないね。」とぶつぶつ通り過ぎ、




「この文句 ・・どっかでみたことあるねんけどな~」

 「どこで やったかな~・・。

 「忘れた。思い出せへんわ。」




帰り道

 あっ!!!! 看板の裏側に続きが書いてある!!



 「そうそう、実家の阿弥陀さんにロウソクつけるときに使ってた、マッチ箱や。」

 「そこに書いてあったわ。(家がお寺です。)」
 


三富のセンスに親近感と一目惚れ。

 ついで 実家の両親と寺を思い出す機会となりました。 

有難うございます。


 牧丘 坊主 オーハラ

2009年9月25日金曜日

OT様へ 牧丘での創作 その2

ベッドリモコン 

簡単に諦めないのが、ここ牧丘病院の横のつながりがもつエネルギー。

数日後、感激した。

牧丘病院に勤めているPT Kさん。

の旦那さんが、OTさんだったのです。

旦那さん作。

きましたよ!!!

The 割り箸コントローラー!!



割り箸を押すと、ボタンの上に乗せられている透明のポッチが押され、簡単にベッドがあがるのです。

歓喜をあげて患者Mさんに了解を得て、コントローラーで遊んだ。

喜びと好奇心と同時に、頭によぎったのは、「てこ」。

なるほど

物を簡単に動かすことが、てこを使用する目的ね。

小学校で学んだが、実践で使うための頭の回路がつながっていない私。

そこが非常に残念な私。

復習させて頂きます。

てこは、小さな力で重いものを動かす道具。

一本の棒に、支点、力点、作用点の3つの点が構成される。

回そうとする中心点(支点)からの半径が大きいほど、簡単に物体を動かすことが出来る。

つまり、上の写真


透明のぽっちと割り箸の柄を押す場所(支点~力点間の距離)を極力長くして、中心点からの回転半径(角度)を大きくする。そうすると少しの力で楽にコントローラが押せる。

で、一方 右側は、透明のポッチと割り箸を(支点~作用点の距離)を短くして、中心点からの回転半径を小さくする。で、あらかじめ赤いテープで留めてしまいます。

ポイントは、回転半径が小さいのでテープで固定しやすいのと、同時にテープが、柄のながい方を押す時に必要な運動量よりも大きい運動量が必要だが、その力の役割をしっかり固定したテープが引き受けてくれている。


支点・力点・作用点の3点の絶妙なバランスがとれて完成した

The割り箸ベッドコントローラ。


OTさん、上記の考え方でだいじょうぶでしょうか。


さて、患者Mさん



大成功かと思いきや。

あまりに性能がよいコントローラ。

布団をバサッとかけると、ウィーンとベッドがあがります。

間違って割り箸をふれてしまうとウィーンとベッドがあがります。

とうとう、寝るときは 「おっかないのでリモコンを頭の上に置いといて」 と

そして、翌日

割り箸がずれたので、もとに直しながらも、順調にベッドコントロールできてました。。


しかし、翌々日

壊れた。おむつ交換や食事の際、手や布団があたり無残に分解。



あきらめませんよ、OTさま。


非常に非常に勉強になりました。




牧丘 オーハラ

2009年9月24日木曜日

OT様へ 牧丘での創作

先日、リウマチの患者さんが、「ベッドのリモコンが重たくて痛くて押せない」と言いました。

というわけで

リモコンを簡単に押せるように工夫しようと創作しました。

ポイント:押す部分の面積を広くとり、高さを持たせてみる。


創作1 大原 作


ペットボトルのふた 見た目 いまいち、そして不安定。



創作2 大原 作


 三方活栓のふた  押すとこ 小さいっ!


 
          考え込んでいる私の顔をみて

 救いの手を差し伸べてくれたのは、私の病棟プリセプター Y主任


創作3 Y主任 作


 ホワイトボードにいる磁石のおっさん    粋な主任さんです   




  試行錯誤を経て


創作4 Y主任と大原のコラボレーション

 ホワイトボードにひっついていた磁石を上に置きました。

結果、母子球で押してもらうと「操作が楽になった。」とよい返事をもらいました。ベッドアップ可能です。


しかし翌日、

本人より「上がるのはできたけど、下がる方が押しても下がらず、看護婦さんに手伝ってもらった。」と。

どうやら、リモコンの感度が悪いことが原因です。

そのため、牧丘のPTのOさんにみてもらい、リモコン部分だけを新しくとりつけてもらえるか、業者に相談してもらうことになりました。

以上が、ここ3日間の経過です。


Y主任、PTのOさん、お忙しい中、OTの技術も知識もない私の無計画な行動に、付き合って下さりありがとうございます。


今は、

Mさん 痛い時は、NSや家族がリモコンを押し、調子いい時は「いいよ。自分でするから」とリモコンを押されます。




 OT様へ

 牧丘に力をお貸しください。この機会に 勉強したいことがたくさんあります。


牧丘 磁石のおっさん オーハラ

2009年9月23日水曜日

お葡萄はん 



ここ牧丘にきて

驚いた。

空は、葡萄です。

これまで、葡萄とは、ヒョロロとしたツルになるものだと思っていましたが、


ここ葡萄畑をみて


知らされた。


あれは、木です。


ズッシリとした立派な葡萄を支えるには、ツルでは間に合いません。


太陽を浴び、昼と夜の温度差で、艶やかな紫と紺になっております。




しかし

しかしですよ!!

ここ牧丘の姉NSさんたち 
 
  目の前に出された葡萄をみても、非常に落ち着いています。

  
 そして、ソワソワする私に、食べてけし とすすめます。
 
 
 京都盆地出身のうちにとって、葡萄は 高級品!。

 そうそう 食べれまへん! 興奮!。



 葡萄畑の美しい景色に、金木犀の香り 、そして コオロギが歌い、



 いよいよ 秋


  
牧丘 オーハラ

 

2009年9月22日火曜日

御協力ありがとうございます。



牧丘病院の近所に花かげホールという立派な公共ホールがあります。

8月23日、山梨青年会議所の若い男衆が、山梨を盛り上げるべく立ちあがりました。

菅原文太さんや音楽家など有名人が花かげホールに来られ、盛大なイベントになりました。

私も、参加させて頂き「海を越える看護団」について宣伝させて頂きました。

この場を借りて、募金をして下さった皆様、立ち寄って下さった皆様、御協力ありがとうございます。

ミャンマーの患者さんの医療費や生活の向上に、大変有益となるものです。援助費用として大切に使用させて頂きます。  海を越える看護団 大原千佐子







さて、この日、菅原文太さんが紹介した 一本のDVDに出会いました。




アフガニスタンで井戸を掘り続けている 中村哲先生のドキュメンタリー


 思わず、即購入。

 貧乏なのに。



アフガニスタンで、

住民たちが

砂漠の大地を緑豊かにした。

戦乱の中を。
 
先頭に立ったのは、日本の医者。
 
それに続いた、若い医師が、一人亡くなった。


本当の話。



本日、4回目 おひとりさま 自宅にて上映。

 牧丘 興奮冷め止まぬ 秋の夜にて。オーハラ 

2009年9月21日月曜日

看護研究にむけて

看護師のIさんとTさんのチームに入れて頂き、看護研究に取り組むことになりました。

題は、『退院前ケアカンファレンス実施に関する成果の検討~ケアマネージャーを対象とした調査から~』

在宅に強い牧丘病院ならではの、看護研究です。

 私たちが行っているカンファレンスは、自宅へ帰る患者さんや家族に実のところ役立っているのか?
 
退院後、自宅に見に行けない病棟看護師は、ケアマネージャーさんの橋渡しで患者さんの情報をもらいます。

今回は、それを研究と称してケアマネージャーさんの協力で、カンファレンスの見直しと改善をする機会に恵まれました。


と、上記の内容について姉さんNSたちは話し混んでおりますが、

仕事が終了し、お腹が減りエネルギーを最小限にして参加している静かな私。

姉さんたちもペコペコだろうに、消沈している私に、カバンから魔法のように食べ物をプレゼントしてくれます。

やさしいです。


そして姉さんNSたちにも、応援の差し入れが病棟NSから届きます。


病棟姉さん やさしいです。


しっかり頭を働かし、そして食べ物と笑いを絶やさない牧丘パワー。


一緒に参加できて光栄です。

おいしかったです。


2009年9月20日日曜日

応援歌だよ


初めて夜勤を一人立ちした朝のこと。

6時 一番最初に検温に訪れた患者さんに言われた言葉。

患者Mさん「このベッドで誰か死んだでしょっ!!」

わたし  「 ・・・(えっ?!! )・・ 」


患者Mさん 「夜中、ずっと耳元でお経の声が聴こえてたんだから!」

わたし  「・・・(え~と・・っ ) ・・・こわかったね。・・・・」

患者Mさん 「こわかったんだから!。」

わたし  「お経は、応援歌ですから。きっと亡くなった人が、応援歌うたってくれたんですかね」

患者Mさん 「そうかしら」


わたし   「・・・・・(スマイル)・・」



さて、この一連の会話。

はたして、よかったのだろうか。

自問自答しなから、とうとう今夜2度目の夜勤。


6時 一番最初に検温に訪れた患者Mさん。

患者Mさん「眠れたよ。」

わたし  「よかったです。」


3度目の夜勤は、もうすぐだ。

はたして、これでいいのだろうか。


牧丘 お経のオーハラ

2009年9月19日土曜日

舞い上がるテンション 続行中


滋賀医科大学のミャンマー人の医学生(ミャンマーと日本の学生をつなぐJapanHeartの学生部会で活躍中です。)から、

『There is no docter』 の日本語全訳があると吉報がありました。

ホームページを辿ると、なんと世の中、すばらしい先生が、たくさんいるものです。

牧丘病院にきてから、色平先生のお名前は、耳にして存じていましたが、勉強不足の私。

この機会にホームページを訪れ、思わず三冊、先生の本を購入してしまいました。

信州の色平先生のホームページにあった詩を読んで、

人々の中へ行き
人々と共に住み
人々を愛し
人々から学びなさい
人々が知っていることから始め
人々が持っているものの上に築きなさい

しかし、本当にすぐれた指導者が
仕事をしたときには
その仕事が完成したとき
人々はこう言うでしょう
「我々がこれをやったのだ」と


――晏陽初 Yen Yang Chu ジェームズ・イェン (1890-1990) ――


舞い上がるテンション 続行中

牧丘 オーハラ

2009年9月18日金曜日

舞い上がるテンション


ミャンマーでバイブルとさせて頂きました。

この本。

where there is no docter (医者のいないところで)

途上国でマラリヤ、エイズ、下痢、栄養失調、妊娠・出産の合併症など、予防可能な病気を、医者がいなくとも、地域で予防し、治していく、医療手引書。30年以上指示され、80以上の言語に翻訳。

地元NSと共に、ミャンマー語・英語翻訳辞典と日本語・英語翻訳辞典とを片手に一緒に読んで勉強したものです。

牧丘病院で勤務中、院長の古屋先生から吉報。

この本の著者、デビッド・ワーナー氏が来日予定。

10月25日 講演会を東京でするそうです。

題「~すべての人が健康に暮らせる社会は実現できるか?」

とても気になる題目です。

待ち遠しいです。

舞い上がるテンション。

牧丘病院 オーハラ

2009年9月17日木曜日


牧丘病院では近隣の歯科医師、歯科衛生士さんに協力していただいて、
入院中の患者様や在宅療養されている患者様に専門的口腔ケアを行っています。





口腔ケアには、口腔内がきれいになるだけでなく、唾液の分泌がよくなる、誤嚥性肺炎が予防できる、食事がおいしく味わえる、ムセが少なくなる、コミュニケーションが良好になる、脳が活性化されるなどメリットがたくさんあります。


今年で3年目になりますが、その取り組みを認めていただけて甲州市の病院や介護施設でも口腔ケアが積極的に行われるようになって来ました。




そして、現在は河口湖の病院でも専門的口腔ケアが導入されるべく準備が
着々と進んでいます。


今日はうちの院長が、準備会の席で当院での取り組みについてお話させていただきました。


河口湖の病院スタッフと周囲の歯科医院の先生方、歯科衛生士さんの熱い想いが準備会でもひしひしと伝わり、参加させていただいた私たちもエネルギーをいただきました。


病気や加齢により、食事が飲み込みにくくなっている方に対する援助は、いろいろな職種が協力してアプローチしていく必要があります。


牧丘病院は小さな病院ですが、だからこそチームワーク良くひとつの目標にみんなで取り組めると自負しています。




食べることも話すことも大切ですよね。


河口湖の皆様に負けないようにまた明日から頑張りましょう!!








2009年9月16日水曜日

塩山で芸術を学ぶ


秋ですね。ブドウ食べましたか?
牧丘病院は、9月5日に、陶器の芸を磨きに行きました。
その名も塩山窯紫峰焼(えんざんしほうやき)。
紫峰焼は、焼きあがると葡萄色に浮き上がるそうです。


職人さんが、一から丁寧に教えて下さいました。


例えば1、「土は生きている」と。

 それに対して S看護師 「土をさわると、ホッとおちつくの」と。
           

例えば2、「土は人の温度で乾いていく。」と。  

 「思わず、会話に夢中になり手がとまる時もありますが、そんな時は濡れタオルで土に水分補給をしてあげるとよい。」とか。

 
また、例えば3、土をロクロにおくときには、「ポテチンっとおく」。と。

 ・・・これは。たぶんかけ声でしょう。
最初の土台は、土から空気が抜けるように、ある程度高いところから落とすように置くそうです。

 
 一通り、陶芸先生の作り方について説明が終了し、それぞれの席に戻りました。

 
そして



 さあ、作ろう!と意気込んだ、緊張した面の私に一言。

隣に座っているH看護師です。


「土を置く時は、ポコチン?だった?ね?」

 


 全身が脱力しました。

 
 ・・・これは。たぶん愛嬌ですか。



お蔭で、緊張がほぐれ、一呼吸置いて、陶芸に取り組むことができました。


牧丘病院の皆様、塩山の陶芸の先生、たいへん充実した秋の休日になりました。

完成は、冬ですね。また作品を紹介します。オーハラ

2009年9月15日火曜日

はじめまして


はじめまして。

JapanHeart海を越える看護団の大原千佐子と申します。

研修生として、8月から1月までの6ヶ月間、牧丘病院で勉強させて頂きます。

どうぞよろしくお願いします。

山梨にある牧丘病院で働き、1ヶ月経過しました。

この一か月、多くの出会いがあり、出来事があり、詰め込んできました。

飲み込んで、消化して、外に出てくるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。

一か月の牧丘病院の印象。

職場の人間関係がすばらしく良好。 気持ちいいです。
在宅が強い。 自立した看護師さんたちです。大切にしてる視点が、本人の生活と家族です。病院ではありません。
女性が働きやすい職場。 素敵な女医がいます。女性の未来が明るく感じます。
ナラティブ 患者さん一人一人の物語が大事にされ生き生きしてます。

これが、牧丘病院から見せて頂いた最初の印象。
今後、もっと具体的に魅力を紹介していきたいと思います。
  


そして、私のこと。


私が求めていた環境を惜しみなく牧丘の方々は用意して下さり、マイペースな私を受け止めて下さり。 

しかし どんなやる気があっても、いま一つ器用に動けない私。


お姉さん看護師たちは、背中を押し、決して見捨てず、育ててくれてるのが毎日の関わりから伝わります。 

今、目の前の課題。

姉さんたちから求められてるもの  「スピードと正確さ。」

 知識と技術と、そして何度も繰り返し習慣にしていく。

ミャンマー・隠岐ノ島、そして牧丘病院。 

 今まで出会った方々からもらった知恵や経験と共に、一歩づつ確実に前へ進むことができています。 

ここ牧丘で、新たにスタートしてます。 オーハラ