2009年9月25日金曜日

OT様へ 牧丘での創作 その2

ベッドリモコン 

簡単に諦めないのが、ここ牧丘病院の横のつながりがもつエネルギー。

数日後、感激した。

牧丘病院に勤めているPT Kさん。

の旦那さんが、OTさんだったのです。

旦那さん作。

きましたよ!!!

The 割り箸コントローラー!!



割り箸を押すと、ボタンの上に乗せられている透明のポッチが押され、簡単にベッドがあがるのです。

歓喜をあげて患者Mさんに了解を得て、コントローラーで遊んだ。

喜びと好奇心と同時に、頭によぎったのは、「てこ」。

なるほど

物を簡単に動かすことが、てこを使用する目的ね。

小学校で学んだが、実践で使うための頭の回路がつながっていない私。

そこが非常に残念な私。

復習させて頂きます。

てこは、小さな力で重いものを動かす道具。

一本の棒に、支点、力点、作用点の3つの点が構成される。

回そうとする中心点(支点)からの半径が大きいほど、簡単に物体を動かすことが出来る。

つまり、上の写真


透明のぽっちと割り箸の柄を押す場所(支点~力点間の距離)を極力長くして、中心点からの回転半径(角度)を大きくする。そうすると少しの力で楽にコントローラが押せる。

で、一方 右側は、透明のポッチと割り箸を(支点~作用点の距離)を短くして、中心点からの回転半径を小さくする。で、あらかじめ赤いテープで留めてしまいます。

ポイントは、回転半径が小さいのでテープで固定しやすいのと、同時にテープが、柄のながい方を押す時に必要な運動量よりも大きい運動量が必要だが、その力の役割をしっかり固定したテープが引き受けてくれている。


支点・力点・作用点の3点の絶妙なバランスがとれて完成した

The割り箸ベッドコントローラ。


OTさん、上記の考え方でだいじょうぶでしょうか。


さて、患者Mさん



大成功かと思いきや。

あまりに性能がよいコントローラ。

布団をバサッとかけると、ウィーンとベッドがあがります。

間違って割り箸をふれてしまうとウィーンとベッドがあがります。

とうとう、寝るときは 「おっかないのでリモコンを頭の上に置いといて」 と

そして、翌日

割り箸がずれたので、もとに直しながらも、順調にベッドコントロールできてました。。


しかし、翌々日

壊れた。おむつ交換や食事の際、手や布団があたり無残に分解。



あきらめませんよ、OTさま。


非常に非常に勉強になりました。




牧丘 オーハラ

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