2009年10月22日木曜日

整形外科志望 先生



本日、スラッとした背の高いK先生が『大腿骨頚部/転子部骨折』について勉強会を開いて下さいました。

原則、大腿骨の頚部や転子部の骨折をしたら、保存的にみるよりも、1週間以内に手術をした方がよい。

手術した方が、痛みや動き難にくさから、寝たきり 肺炎 死亡率も減らせるそうな。

手術方法は、主に

骨接合(身体に入れていい釘を、骨に打ち付けて接合し、もろい骨を支えてくれる。)

人口骨頭置換術(太もものつけ根にある丸い折れた骨を、新しいものに置き換えてくれる。)

特に、先生が強調されたのが、カットアウト。

釘が骨頭を突き破ってしまうこと。

100人手術すると1.6~3.9%の確率で起こってしまう。話題のカットアウト。

術後合併症として防止するためには良好な整復位と良好な位置へ釘を刺入することが重要であるそうな。

症例として、術後4ヶ月目に 骨が突き破られた患者さんが紹介された。

牧丘病院でも、骨接合術後、在宅へ移行するための調整期間として、術後の人が入院されています。

他人ごとではないぞよ。と心して話を聞かせて頂きました。



ここ牧丘の特徴は、骨折を早期発見して手術できる病院へ送り出し、手術後は自宅へ戻るためのワンクッションとして、迎え入れます。

新人NSの時に勤めた病院は整形外科の足部門の病棟でした。

急性期で大腿骨骨折の患者さんの術前・術後の看護を学んできました。

2週間ほどしたら、別のリハビリ病棟へ移動し、その後はどうなったか行くへ知れず。

ずっと気になっていた、患者さんが家まで戻る経路。

やっと ここ牧丘で点が線になりそうだ。

牧丘 オーハラ

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