2010年6月8日火曜日

笑顔が見たい!


美人女医O先生
先生が往診をしている患者さん、膀胱留置カテーテルが入り、尿が入ったバックを持って生活することに。
患者さんの訴え「こんな物があったら恥ずかしくてデイサービスに行かれない」
そこで、O先生考えました
バックを入れる、素敵な入れ物を作ろう
みんなに、見せびらかしたくなるような素敵な入れ物を作ったらこの患者さんもデイサービスに行かれるんじゃないか。
患者さんが笑ってくれるんじゃないか


と、いう訳でご自宅にあった古い布を利用し、バックを作成
スタッフからもアイデアが集まります。
もっと紐が長いほうが良いよね
管を止める物があった方がいいかも
あなた好みのデザインで作りますってしたら?
などなど・・・
膀胱留置カテーテルを作成されている業者さんにも話を聞きました。

という訳で、試作品完成。

病気があっても、障害があってもその人らしく生活する事を医療者の立場で応援したい
その人の持っている力を100%発揮することを、一緒に創り出したい
何より、患者さんに笑顔で生活してほしい

そんな牧丘病院のスタッフの思いが詰まったバックです。
このバックから、まだまだ想像は膨らみます。
それについては、また今後

2010年6月4日金曜日

出会った人々が、いつも心の側にいる



山梨の牧丘病院の魅力を伝えたい!。

多くの多職種が、牧丘のすぐれた調整能力や

患者をスターにさせる高度な物語を語る技術。

どんな人も受け入れる、女性たちの しなやかさを見てほしい。


隠岐の島前病院の魅力を伝えたい!。

多くの医療者が、隠岐のすぐれた医療システムや技術の高さ、

ハイレベルな遊びと継続するモチベーションの絶妙なバランスを見てほしい。



そして、山梨牧丘院長:古屋 隠岐島前院長:白石 
 
タイプの違う情熱ある二人が、見事な連携で仕掛ける自由な地域医療。


それは それは 面白い。

 

口腔ケアの魅力を伝えたい!

もう食べれないと誰もが諦めそうになったとき、

歯科衛生士さんは口腔ケアで、奇跡を起こしていく。

それを、目のあたりにした時、魔法使いに見えてしまいました。



このエネルギーのある2つの病院と口腔ケアが出会った時、

その相乗効果の力は、大きな大きなものになっていくだろうと思います。



看護団 僻地・離島のつながり、そして役割。

少しずつ明確になってきている。



これまで出会った人々に、会いたくて、

これから出会う人々に、これまで出会った人々のことを 伝えたくて、


この気持ちが、私にとっては元気の源。

牧丘と隠岐の交流が、エネルギーとなって

今は、カンボジアの人々とカンボジア事業を担う看護団NSたちと共に

活動している。



カンボジアオフィスにて。もうすぐ手術ミッションスタート。

オーハラ

2010年6月3日木曜日

僻地同士の交流




島根県にある隠岐島前病院の看護師さん、理学療法士さんが牧丘病院に見学にいらっしゃいました。
牧丘病院では、私達ジャパンハートの僻地実習を受け入れてもらっています。
きっかけは昨年3月に行われた、研修している看護師が集まっての勉強会
当時、それぞれの施設で研修していた看護師が牧丘病院に集まり、口腔ケアの勉強会を行いました。
その頃、隠岐島前病院で研修をしていた看護師が、この取り組みを是非隠岐でも行いたい!という事で、牧丘病院の看護師と歯科衛生士さんが隠岐に行き、勉強会を開催しました。
そこから、隠岐島前病院でも口腔ケアの取り組みが行われました。

今回は、更なるレベルアップを!
という事で、看護師さんと理学療法士さんが牧丘に来ました。

歯科衛生士さんのケアを見学
カリスマ歯科衛生士さんの講義
他職種が集まっての口腔ケアのカンファレンス
訪問診療
などなど、盛りだくさんの内容でした。

そんな合間を縫って、隠岐島前病院の紹介も牧丘病院スタッフにしてもらいました。
総合ナースと呼ばれる、島民全員を対象とした看護師の働き
学生の見学が多数ある隠岐島前病院、その取り組みについて
などなど

私も、一部ですが一緒に勉強させてもらいました。
まだまだ、私も口腔ケアについて勉強が足りないなぁと感じつつ

そして、何よりすごかったのが、見学に来た三人
少しでも多くの事を学び、島に持って帰ろうという意識が本当にすごかったです。

考えてみれば、私達が今研修をさせて頂いている地域はどこも特色のある所ばかり。
色々な取り組みをし、頑張っています。
お互いが交流することで、互いの医療の質をより高められたらいいなぁ、と思いました。

今度は、私達が隠岐に行きたいね
スタッフとそんな話をしています。

2010年5月29日土曜日

三ヶ月が経って


家の前のぶどう畑で、ぶどうの木がすくすくと成長しています。
沼の方では、サクランボの木が赤い実をつけ始めました。
さて、私が牧丘病院に来てもう三ヶ月が経とうとしています。
スタッフの方々のおかげですっかり環境にも慣れ、楽しく過ごさせてもらっています。
とはいえ、私自身の成長はぶどうやサクランボのようには行きません。
上手く行かなくて落ち込んだり
どうしたら良いのか分からず迷ったりしながら日々を過ごしています。
今、私がここで学んでいる事
口腔ケアや摂食嚥下について
訪問診療
介護保険
細かい事を挙げれば沢山ありますが、
その根底にあるものは
眼の前の患者さんとちゃんと向き合う事にあると思います。
医療者として、人として眼の前の患者さんに何が出来るのか
それを家族と一緒に行っている
牧丘病院の医療の基本にあるものはそれだと思います。

ダッシュは苦手だけれど、
コツコツ何かをやるのは昔から嫌いじゃなかった私
ちょっとずつ前に進めればいいな、と思っています

2010年5月20日木曜日

勉強会に行ってきました

管理栄養士さん、調理師さんと共に嚥下食の勉強会に行ってきました。

頭で理解して舌で感じよう!という副題の通り、講義だけではなく

自分たちで食べてみたり

一般食のメニューを軟菜食へ変更するメニューをみんなで相談して考えたり

参加しながらの勉強会でした☆


嚥下食について、なぜキザミ食はだめなのか?というテーマ

きゅうりの食べ方を変えて摂取

確かに・・・みじん切りのきゅうりは食べにくい

同じ量なのに、他のきり方に比べてこんなにたくさん食べるのと感じる

しかも、口の中でばらける・・・

舌を使わないと飲みこむまでにならない・・・

これは舌などの口腔内の機能が落ちた人には難しいよなぁと感じました。


そして、ちょっとした工夫ですごく食べやすくなることも実感♪


メニューをみんなで考えながらの一場面

この魚よりこっちの魚の方が脂が乗っていて、食べやすいんじゃない?とか

この調理法より、こっちの調理法の方が食べやすいよねとか、

みんなからどんどん意見が出てきました。

同じ魚でも、部位によって脂の量が違うとか。

う~ん、みんなすごい!


看護って生活に密着しているよなぁって改めて思った場面。

自分の日々の生活をきちんとすること

改めて、その事を感じた一日でした

2010年5月6日木曜日

看護師だから出来る事

桜が散り、新緑の季節ですね


脳梗塞で家に帰る準備の為に入院されてきたAさん

前の病院での診断では、食事は難しいとの事

栄養については、お腹に作ったチューブからという事に。

ご家族は、一生懸命そのチューブから栄養を入れる練習をされていました。


Aさんを見ながら、スタッフが疑問を持ちました

食べられるのではないか

言語療法士さんにも介入してもらい、リハビリも実施

そして、本格的に食べることに向けて訓練を開始。

一般的には最初はゼリーと言われていますが、どうやらAさんゼリーはあまり好きじゃない、ヨーグルトが良いとの事。

それならば、少しでも飲み込みやすいヨーグルトをと管理栄養士さんが探してくれ、

話し上手な歯科衛生士さん、本人が一番好きな食べ物はイカと聞いてくれました

様々な職種が関わり、日々のリハビリも頑張りました

退院が近付いて行った飲み込みの確認の検査、結果はヨーグルトやゼリーなら食べてOKとの事

前の病院で行った結果よりも、だいぶ良くなっていました
そして、昨日往診に伺ったAさんの家で、Aさんはにこにこと笑顔で暮らしていました。

食べる量も増えていました。
そう、検査で無理と言われてただ「じゃあダメだね」と言う事は誰でも出来る事。

日々の本人の動きを観察し、本当に無理なのかを判断しそれを評価し次につなげる事。患者さんのベッドサイドに24時間いる看護師だから出来る事。
私、ちゃんとしていたかなぁ
ただ、伝えるだけの人になっていなかっただろうか。ちょっと、反省中

2010年4月28日水曜日

アロマ勉強会
















まだまだ寒いですね。


さて、先日牧丘病院にてアロマ勉強会が行われました。
高齢者の患者さんが多く、終末期の患者さんもたびたび入院される牧丘病院

薬剤では取りきれない不快な症状

そして、入院や治療によるストレス
少しでも看護の力で緩和できないだろうか。

みんなでそんな事を考えていた時、スタッフの中にアロマの勉強をした看護師がいました
早速、アロマを用いてマッサージをしてもらいました

膝の痛みを訴えていた患者さんがよくなったよと言ってくれたり、

イライラと不眠でつらさを訴えていた患者さんがマッサージ直後から寝息を立てていたり
効果がありそうです。

今回の勉強会は、それをみんなで共有しようと行われました。

看護師だけでなく、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師も参加。

みんなで検討しながら、患者さんに今後どのように役立てていくかも考えていきたいと思います

アロマを用いたマッサージですが、病状によってはよくない場合もあります。

医師と相談しての施行になりますので、ご相談下さい。

2010年4月23日金曜日

その人らしく生活するを応援したい

現在牧丘病院で研修をしている私。看護師になってからずっと病棟勤務でした。それは牧丘病院でも。
在宅への移行、という学びのテーマをもらい勉強しながらふと思ったこと牧丘病院から退院する患者さんの多くはデイサービス訪問入浴ショートステイ色々なサービスを利用しながらお家での生活を送ります
考えたら私、これらがどのように行われているのか知らない知らないなら、勉強しに行こうと思い立ち、病院と関連のある施設に見学に行って来ました。
訪問看護訪問入浴デイサービスの様子そして、ご自宅に送り届けるまで色々な場面を見させてもらいました
そして思ったこと入院ってその人の長い生活のほんの一部であること看護師は、その人に関わる多くの職種の中の一人に過ぎないことならば他の職種と連携をとり、その人がその人らしく生活することを応援したいと
私が見ていた患者さんは、ほんの一部だったのだと実感
さて、今回見学に伺った施設職員みんなイキイキと働いていました。施設全体も活気に溢れていましたそして利用者さんはみんな楽しかったと帰って行かれました。笑顔が笑顔を作っているそんな気がしました。

2010年4月22日木曜日

学生さんが見学に来ました

さて、この間色々な方が牧丘病院に見学に来ました。

研修医、医学生、看護学生、看護師・・・

私たちにとっては当たり前の事も、新鮮に映ったりしたようです。



そんな見学に来た看護学生さんの一人が、他のHPで牧丘病院に見学に来た感想文を掲載されています。

宜しければ、下をクリックして見てみて下さい。



http://blog.livedoor.jp/gakuseinokai-chiiki_iryo/archives/cat_50043353.html

2010年4月20日火曜日

心構え

先日院長の往診へ同行しました。
ある患者さんのお宅に私が先に行き、院長が後から来ることに。
院長がくるまでの間に私がしておかなければならないことがありました。
説明なんてされていませんが、その患者さんのことをちょっと考えれば分かったこと。
それが出来ておらず、注意を受けました。

知識とか技術とかの以前の話。
つまりは看護師としての心構えの問題。

ちょっと前に友達から来たメール
「毎日が本番です」
どうやら私も同じらしい。