2010年5月6日木曜日

看護師だから出来る事

桜が散り、新緑の季節ですね


脳梗塞で家に帰る準備の為に入院されてきたAさん

前の病院での診断では、食事は難しいとの事

栄養については、お腹に作ったチューブからという事に。

ご家族は、一生懸命そのチューブから栄養を入れる練習をされていました。


Aさんを見ながら、スタッフが疑問を持ちました

食べられるのではないか

言語療法士さんにも介入してもらい、リハビリも実施

そして、本格的に食べることに向けて訓練を開始。

一般的には最初はゼリーと言われていますが、どうやらAさんゼリーはあまり好きじゃない、ヨーグルトが良いとの事。

それならば、少しでも飲み込みやすいヨーグルトをと管理栄養士さんが探してくれ、

話し上手な歯科衛生士さん、本人が一番好きな食べ物はイカと聞いてくれました

様々な職種が関わり、日々のリハビリも頑張りました

退院が近付いて行った飲み込みの確認の検査、結果はヨーグルトやゼリーなら食べてOKとの事

前の病院で行った結果よりも、だいぶ良くなっていました
そして、昨日往診に伺ったAさんの家で、Aさんはにこにこと笑顔で暮らしていました。

食べる量も増えていました。
そう、検査で無理と言われてただ「じゃあダメだね」と言う事は誰でも出来る事。

日々の本人の動きを観察し、本当に無理なのかを判断しそれを評価し次につなげる事。患者さんのベッドサイドに24時間いる看護師だから出来る事。
私、ちゃんとしていたかなぁ
ただ、伝えるだけの人になっていなかっただろうか。ちょっと、反省中

1 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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