2010年1月6日水曜日

お正月ぽい話し 3

あるとき 百人の人間が溺れていました。

その時、一人づつしか救えない状況だったとしたら、

あなたは 誰から 救いますか。

 金持ちからでしょうか。
 
 善人からでしょうか。

 年寄りからでしょうか。

 病人からでしょうか。

 
ここで、私が医療者のチームにいれば、トリアージです。

最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定する。


商売人だったら、多額に融資してくれる人から 助けるかな。


でも、坊主だったら 上記の行動は、葛藤を生む。

なぜなら、子供のころから 命に優先順位はないと刷り込まれてきました。

そうすると、

すぐそばにいる人から順に救っていくと思います。

悪人でも、貧乏人でも、若者でも、信仰心があろうと なかろうと。

 
 

看護師として、とても充実して楽しく 毎日が新しい発見でいっぱいです。
 

ただ


自分に向いているか どうかと 問うてみると。


坊主の私が、看護師の私に 問答を 挑んでくるのだ。


 
 コンチクショー。
 

牧丘 オーハラ 坊主と看護師が問答中。 

3 件のコメント:

  1. この記事を読んで、まさに牧丘病院の病室で、ドア越しに、カーテン越しに聞こえてきた、先生や看護士さんの対応そのものだと思いました。無理をしないで、出来る事から、こつこつと。

    心温まる医療」実現に向けセミナー

     多くの国民が医療従事者らに求めている「心温まる医療」。そうした医療をどのように実現させるかについて考えるセミナーが、都内の大学病院で開かれました。

     このセミナーではまず、仮に病気が治らない場合でも「この病院で治療を受けて良かった」と思ってもらえるような医療が、「心温まる医療」の典型的な例だとして挙げられました。

     続いて、ではどのようにして実現させるのかということについては、医療者側は患者・家族の心を思いやり、分かりやすく説明して患者に十分納得してもらうこと、患者側も病気の症状や経過、病気になって今一番困っていることは何かなどを紙に書いて持参するなど、医師に過不足無く情報を伝える工夫が求められるとしました。

     「(医師は)患者・家族の思いを受け止めて、それに対して心から対応する。(患者も)今、起こっていることを隠さずに素直に伝えてほしい。患者・家族と医療スタッフとが 一緒になって『心温まる医療』を作り上げる」(順天堂大学 富野康日己教授)

     このようにセミナーでは、「心温まる医療」は患者と医療者が一緒になって作り上げるものだということが強調されました

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  2. とおりすがりの甲州市民2010年2月2日 11:23

    これを書かれたチンさんはもう牧丘にはいらっしゃらないんでしょうか?以前の記事に1月いっぱいというようなことを書いていらっしゃったから・・記事の愛読者でした。

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  3. 2月16日より カンボジアへ出発します。とっても嬉しいコメント有難うございます。これからも、時々、私も立ち寄らせて投稿していきます。チン

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